『未完のサグラダ・ファミリア。最も有名なガウディ建築。』スペイン一人旅の撮影記録⑱

2018年9月15日~24日までの10日間でスペインを周遊した際の記録になります。
記事は『スペイン一人旅の撮影記録』にまとめてありますのでご覧ください!


スペイン一人旅の撮影記録⑱

『サグラダ・ファミリア / Sagrada Família

スペイン一人旅の5日目。
バルセロナを訪れた際の記事になります。

この記事ではサグラダ・ファミリアについて記載していこうと思います。

天才建築家ガウディの最後の作品

スペインが生んだ稀代の天才建築家ガウディ。
サグラダ・ファミリアの名とともにガウディの名も聞いたことがあると思います。
1882年の着工以来、100年の時を経ても未だに建造を続けている世界で最も有名な建築物の一つです。
未完の大聖堂ですが、その一部はすでに世界遺産として登録されています。

ガウディの作品は愛好家も多く、その作品もバルセロナ市内に数多く現存しています。
バルセロナはガウディの作品群の展示場とも言えるくらいです。
ガウディの作品群があまりにも有名過ぎて、年中人が押し寄せるため、ホテルは年中足りていないそうです。
そして、人が多すぎることからスリ天国です。
私も海外で初めて被害にあいました(´;ω;`)ウゥゥ
詳細はバルセロナでのスリ被害報告として記事にまとめてあるので、ご覧ください。

 

未完の傑作が2026年についに完成!?

ニュースでも取り上げられていたので記憶に新しいかと思います。
ガウディの没後100年にあたる2026年の完成を目指しているそうです。
何を隠そう、私がスペイン旅行を志した元々の目的は“未完の”サグラダ・ファミリアを見るためです!
2026年以降であればいつでも“完成した”サグラダ・ファミリアは見れますが、
工事中のサグラダ・ファミリアを見る機会は今しかないんです!
完成した姿を見てみたい気もしますが、“未完である”ことが大きな付加価値を持っていることも事実なので、このまま未完のまま永久に工事を続けていてほしい気もして複雑な心境ですね(苦笑)

 

予約必須!

当日券はほぼ入手できないと思っていてください。
数か月前の時点でも朝一番のチケットは売り切れていることが多いです。

予約の方法はこちらのサイトを私は参考にしました。

よくまとまっているのでわかりやすいと思います。
3か月前から予約できます。

 

場所

お勧めの時間帯は朝一番と夕方

なぜこの時間帯がお勧めかと言うと、聖堂内部へ入った時にその答えはわかると思います。
聖堂内部はステンドグラスがとても美しいんですが、太陽がある程度昇りきってしまうとステンドグラスに日が当たりづらくなってしまうんですね。
私は朝の9時頃の入場チケットで入ったので、夕方は未確認ですが恐らく綺麗に光が入ってくるかと思われます!

 

生誕のファサード / Façana del Naixement

外観(全体像)

東側に位置するので朝陽が当たって美しいです!
この生誕のファサードはガウディが生前に指揮をとり完成させたということで、人気の高いファサードになります。
おびただしい数の細やかな彫刻が特徴で、サグラダ・ファミリアと言われて多くの人が頭に思い描くのはこの生誕のファサードでしょう。
植物や動物をモチーフとした彫刻が特徴的で、イエスの生誕や幼少期の場面が彫刻として描かれています。

 

生誕のファサードには門が3つあります。
左から
・父ヨセフを象徴する『希望の門』
・イエスを象徴する『慈愛の門』
・母マリアを象徴する『信仰の門』
になります。

 

生命の木

生誕のファサードの中央の『慈愛の門』一番上を見ると、単色の黄土色ではなく色鮮やかな『生命の木』が目に入ると思います。
この木は「イトスギ」という木がモチーフになっており、現実にも存在する木です。
常緑樹で腐りにくいイトスギの木は生命や永遠の命の象徴として表現されているようです。
イエスがはりつけられた十字架はイトスギの木で作られたという伝説もあるそうで、キリスト教とは縁の深い植物であるとも言えます。

イトスギの木にとまっているのは鳩です。
旧約聖書に記されたキリスト教では三位一体のうちの一つである「精霊」の象徴として有名です。
私達日本人にはキリスト教は馴染みが薄いのでピンとこないかもしれませんね。
エマ・ワトソン主演で映画化されたことが記憶に新しい「ノアの方舟」の話の方が馴染みがあるかもしれません。
ノアの方舟の話の中で、神の罰である洪水の終わりを告げたのはオリーブの枝を咥えた鳩です。
そのことから鳩は平和の象徴しても扱われています。

 

聖母マリアの戴冠

生命の木の下には聖母マリアの戴冠が表現されています。

 

受胎告知

受胎告知の更に下には『受胎告知』が表現されています。
『受胎告知』は絵画などでもよく見かける重要な場面ですよね。

 

イエスの誕生と祝福する天使たち

『受胎告知』の真下、もしくは『慈愛の門』のすぐ上にはイエスの誕生とそれを祝福する天使たちが表現されています。

羊飼いの礼拝

東方三博士の礼拝

聖家族のエジプトへの逃避

大工の父を手伝うイエス

生誕のファサードの門と日本人彫刻家の外尾悦郎

サグラダ・ファミリアの建設に日本人が携わっていることをご存知でしょうか?
恥ずかしながら私はオーディオガイドで知りました(笑)
彫刻家の外尾悦郎さんです。

こちらは慈愛の門の扉になりますが、外尾悦郎さんによるものです。
自然をモチーフとしたガウディらしい植物の扉です。

 

この扉の見所の一つは扉の至る所に昆虫達が息づいていること!
一枚目の写真でも下1/4くらいのところに、扉の緑色と同化したカマキリが確認できると思います。
こちらの写真はカナブンですね!

 

こちらの写真はクモ。
他にもカブトムシがいたりと生命が息づいている扉でした。

他の言語ではどのように紹介されているか知りませんが、日本語ガイドではしっかりと名前とともに紹介されていました。
日本人がサグラダ・ファミリアのメインゲートの扉の彫刻を作っているなんて誇らしいですよね!

 

聖堂内部

聖堂内部に入ってまず目にするのがこの光景です。
様々な大聖堂や教会を訪れてきましたが、空気感に圧倒されたのは初めてかもしれません。
それくらい印象に残っています。
冒頭でも書いた通り、昼に近づくほど柱に当たる光が少なくなっていくので朝一番がお勧めです!
ちなみに私は朝一番のチケットは取れなかったので、この写真は朝9:30頃に撮影しました。

 

光の取り込みが上手く計算されており、カラフルなステンドグラスに太陽光が当たることで聖堂内は別世界へと姿を変えます。
カラフルなんですが、うるさい色合いではないところも特徴的な部分かなと思います。

 

サグラダ・ファミリアは36本の柱によって支えられています。
材質や重さ、丈夫さなどの違いから、内側の赤い柱が最も荷重がかかるので一番丈夫な斑石、その周りに暗灰色の玄武岩の柱、青みがかった花崗岩の柱、明灰色のモンジュイックの石を順に外に向かって使っています。

 

小麦とブドウで飾られた天蓋と十字架にはり付けられたイエス。
キリスト教では、ブドウはイエスの血、小麦はイエスの身体を表しています。

 

ガウディは自身が生きている間に完成することはできないと理解していたため、自分の後を引き継ぐ建築家が迷わないように設計されています。
この天井はシュロの葉をイメージして作られているそうです。
この先が枝分かれした柱は、コロニア・グエル教会にも用いられた「逆さづり模型の実験」を元に設計されています。

 

コルドバのメスキータも円柱の森と呼ばれていましたが、サグラダ・ファミリアも全く雰囲気は異なりますが円柱の森と言えますよね。

 

『生誕のファサード』側を聖堂内から撮影した写真です。

 

生誕のファサードに昇る!

サグラダ・ファミリアを訪れる際に必ず悩むことになるのが『生誕のファサード』と『受難のファサード』のどちらの塔に昇るかです。
人気が高いのは、ガウディが生前に手掛け完成させていることから『生誕のファサード』の方が人気が高いようです!

『生誕のファサード』にある二つの塔をつなぐ渡り廊下で撮影した写真です。
人が一人通れるくらいの幅しかないので、撮影するのも一苦労です。

 

『生命の木』を間近で見れるのが『生誕のファサード』へ登るメリットです!

 

 

塔の内側はこんな感じで空洞になっています。
螺旋状に階段がありますが、人が一人通れるくらいの幅です。

 

塔を降りてくる途中にはバルコニーがあります。
そんなに広くない上に石造りで、足元が一部肉抜きされたデザインなので、少し恐怖心を煽られました(苦笑)

 

写真撮ってる人なら一度は撮ってみたい螺旋階段!
まさか螺旋階段の初撮影がサグラダ・ファミリアになるとは思いませんでした(笑)
ちなみに『生誕のファサード』の螺旋階段は右巻きですが、『受難のファサード』は左巻きらしいです!

 

受難のファサード / Façana de la Glòria

生誕のファサードは、最後の晩餐からイエスが処刑されるまでの場面が彫刻で表現されています。
ちなみに左下の4×4マスに数字が書かれたボードが確認できると思いますが、これも見所の一つで、縦・横・斜めどの組み合わせでも「33」になるように配置されています。
この「33」はイエスが処刑された際の年齢になります。

 

生誕のファサードは左下から逆S字に物語を追っていくように見学します。

【見学の順番】
最後の晩餐→ペテロとローマ兵たち→ユダの接吻と裏切り→鞭打ちの刑→ペテロの否認→イエスの捕縛→ピラトと裁判→十字架を担ぐシモン→ゴルゴタの丘への道を行くイエスとイエスの顔を拭った聖布を持つヴェロニカ→イエスの脇腹を突くことになる槍を持つ騎兵ロンギヌス→賭博をするローマ兵→イエスの磔刑→イエスの埋葬と復活の象徴、そして鐘楼を渡す橋の中央に昇天するイエス

wikipediaより引用

 

聖ヴェロニカと十字架を背負うイエス

いくつも見所はありますが、すべての写真を撮ってきたわけではないので、一部だけ紹介しようと思います。

十字架を背負いゴルゴタの丘を登るイエスに汗を拭うよう布を差し出した聖ヴェロニカ。
汗を拭ったその布にはイエスの顔がくっきりとうつっていたという伝説の場面です。

 

イエスの顔型のついた聖布を持つ聖ヴェロニカ。
その真上には十字架にはり付けられたイエスの姿があります。

 

未完の『栄光のファサード』と『塔』

イエスの栄光を表すメインファサードでもある『栄光のファサード』と、完成時には18本になると言われている多くの塔はまだ未完成です。
『生誕のファサード』側の屋外に完成予想模型が設置されていますが、それを見ると現在のサグラダ・ファミリアがまだまだ未完成であることがよくわかります。
技術が進歩しているとはいえ、ここまで100年以上かかっているのに残りの部分をあと7年で作り終えられるのか疑問しかわかないんですが、きっと完成するんでしょう!笑

2026年以降に再び訪れてみたいと思います。
今からその日が待ち遠しいです♪

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