『動物虐待!?スペインの国技・闘牛をラス・ベンタスで鑑賞』スペイン一人旅の撮影記録④

2018年9月15日~24日までの10日間でスペインを周遊した際の記録になります。
記事は『スペイン一人旅の撮影記録』にまとめてありますのでご覧ください!

 

スペイン一人旅の撮影記録④
『動物虐待!?スペインの国技・闘牛をラス・ベンタスで鑑賞』

初日はマドリードの王宮と闘牛を見ることが目標です!
時間があれば他の所も見に行こうかなぁくらいの緩い感じです♪
スペイン一人旅の1日目です。
この記事ではマドリードの見所の一つである「闘牛」について書いていこうと思います!

※この記事には牛が血を流す写真が含まれています。
闘牛を見てきたことをそのまま伝えることがこのブログの目的です。
苦手な方はこの先の記事を見ないでください。
次の記事へお進みください。

場所

ラス・ベンタスの外観

地下鉄のVentas駅で降り、すぐに見えるレンガ色のこの建物。
そう!これがラス・ベンタス闘牛場です!

建物の上部に「PLAZA DE TOROS」と書かれていますが、「闘牛場」という意味です。
「toro」が「雄牛」の意味なので、雄牛の複数形で闘牛を表すようです。

 

闘牛場の正面にはこんな銅像も置かれています。

 

チケット購入

夕方からはいよいよ闘牛です!

スペインと言ったら、

パエリア、闘牛、フラメンコ!
ということで、闘牛を見にマドリードのラス・ベンタスにある闘牛場へ足を運びました。

実は、スペインに着いてホテルへ向かう前(お昼過ぎくらい)にチケットだけ購入しに、一度、ラス・ベンタスを訪れました。
売り切れてしまうと、ダフ屋から購入するしかないらしく、数倍の値段をふっかけられるらしいので…

結論から言うと、
日本の代理店を通すなどして、事前にチケットを購入しておいた方が良いです。
(私のように語学に乏しい方は特に…)

理由は、ソル駅からはちょっと距離がありますし、チケットは闘牛場の窓口で購入するのですが、これがなかなか難易度が高い。
電車や地下鉄に乗ったり、新幹線のチケットを窓口で購入するよりも難易度は遥かに高いと思ってください。

結果的には、私は日向(Sol)の€14.20(1892円)のチケットを購入しました。
有人の窓口で細かく決められた座席と料金の表を見せられて
「えっ…どれが良いのかわからない…」
と思って一瞬怖気づきましたが、チケット購入できないと困るので、
日本円で3000円くらいまでであまり遠くない席種を選んで指差して、クレジットカードで無事購入しました。

実際に購入したチケットがこちら↓

チケットに書かれている情報で大事な部分が
「HORA」が「(開演)時刻」
「Sol」が「日向席」
「Tendido 07 Alto」が「1階席の上席、7番ゲート」
「Precio Total」が「税込み価格」

(「Fila:19」、「Asiento:47」も座席の細かい位置なので大事なんですが、ゲートまで辿り着くとスタッフの方が座席まで誘導してくれるので、わからなくても大丈夫です!)

ちなみに、「Sombra」は「日陰」、「Sol y Sombra」は「日向と日陰の中間」の席になります。
また、Tendido(1階席)はBajo(下席)とAlto(上席)に分かれており、
写真を撮りたいならTendido Altoまでがギリギリ撮影できる距離だと思ってください。
(それでも、35mm換算で400mmくらいの超望遠レンズが必要になりますが…)

お値段は日陰の席ほど、近い席ほど高くなります。

 

闘牛場内部

正面のこの門をくぐり、入場します。
ここで大声でクッションをレンタルしている方々を見かけると思います。

確か€1~2くらいだったと思います。

中に入ればわかるんですが、座席は区割りされた石の階段です。
ギリギリ一人分のスペースしかないので、めっちゃ狭いです。
座席は石で、会場には屋外。
そのため、雨が降った後なら濡れているでしょう。
クッションがあった方がお尻を汚れや痛みから守れると思います。

 

闘牛場は円形なので、日本の武道館やドームと変わらない感じですね。
写真は1階の様子。
BAJOSと書かれているように、1階下席の入場ゲートです。
私は、Tendido Altoなので、階段を登った先にある入場ゲートから入りました。
気を付けないといけないのが、Tendido Altoは1階上席ですが、入場ゲートは2階にあること。
私は入場ゲートがわからず、グルグル周ってしまいました(^^;

 

開演15分前の18時15分の闘牛場の様子です。
Sol(日向席)を購入しましたが、Sol y Sombra(日向と日陰の中間)に近い席だったようで、開演を迎える頃にはすっかり日陰になっていました。
参考までに、この写真で35mm換算で24mmくらいです。
標準域のレンズだと余程手前に闘牛がこない限り撮影は難しいです。

 

開演


まずはこんな看板を闘牛場360°、全員に見えるように紹介する男性が現れます。
何が書かれているのかわからないですが、雄牛の紹介か何かかなぁと思われます。

いよいよ、楽しみにしていた闘牛の始まりです!!

でも、闘牛ってテレビでたまに見る程度。
マタドールが赤い布をヒラヒラして、突進してくる闘牛を華麗に躱す!

そう、これが闘牛!
…だと思っていましたが、現実は違いました。

こんなにも楽しみにしていたイベントがまさか「知っていたら来なかった…」と思うまでに気持ちが盛り下がるとは、この時は夢にも思っていませんでした。

 

結論から言うと、全ての闘牛はショーの中で絶命します

 

今見たら、このことは地球の歩き方にもしっかりと書いてありました(^^;

 

闘牛の流れ

闘牛の流れですが、

①闘牛士たちの入場

②闘牛の登場

③ピカドール(槍方)の場

④バンデリーリョ(銛旗士)の場

⑤ムレータ(赤色の布)の場

⑥真実の瞬間(仕留め)

の流れに沿って進んでいきます。

この一連の流れが1セットで約30分。
私は途中で退席してしまったのですが、計6セット行われるようです。

この流れは地球の歩き方(スペイン)に書かれている内容を引用させていただいたので、詳細は地球の歩き方をご参照ください。
詳しい内容が書かれています。

①闘牛士たちの入場

ショーを行う闘牛士たちが続々と入場してきます。
顔見せ的なパートなので、一周まわったら一旦退場します。

②闘牛の入場

いよいよ、闘牛の入場です。
雄牛の性格にもよりますが、元気に闘牛場内を走り回ります。

 

カポーテと呼ばれるピンクと黄色のリバーシブルの布をヒラヒラさせて牛を誘います。
私も含め、日本人だと布をヒラヒラさせてる人=マタドールだと思いがちですが、この方達は助手でマタドールではありません。

このカポーテに雄牛が突進してくることからもわかるように、牛は赤い色に興奮して突進しているわけではありません。
ヒラヒラ動いていることが重要なんです!

 

華麗に躱し続けますが…

失敗すると危ない目にもあいます。
写真はカポーテに雄牛の角が引っかかってしまい、助手さんが慌ててカポーテを投げ出し逃げ出した後の写真です。

 

③ピカドール(槍方)の場

槍を持った騎手が登場します。
ピカドールと言うそうです。
助手さんが手伝いながら、馬の横腹に雄牛が突進するように誘導します。
横腹に突進した際の隙に、雄牛の首根を一突きし弱らせていきます。

予備知識なく見ていた私は、
「槍で刺したけど、雄牛の首根って痛覚ないのかな?」
と思ってみてました。
でも、よく見ると血が出始めていて異様な雰囲気を感じ始めたのもこの頃からです。

 

いや、だって…

血がしたたり落ちてるんだもん!!

ペンキじゃないですからね。
いや、ペンキだったらどんなに良いことか…

遠目から見てるとわかりづらくても、カメラのモニタ見てて気付いてはいたけど…
でも、さすがに血だまりができれば肉眼でも気づきます。

あれ…自分の知ってる闘牛じゃない…って思い始めました(気付くの遅いっ!!)

 

④バンデリーリョ(銛旗士)の場

両手に1本ずつ、計2本の銛だけを持った銛旗士が、雄牛の突進をアクロバティックに躱しながら銛を突き刺していきます。

 

見栄えはとても良いですよ!
鎧兜を身に纏うわけでもない生身の身体で、雄牛をギリギリのところで避けて背中に刺さないといけないのですから!
サーカスの曲芸師とかそういった魅力を感じます。

 

失敗するとこちらも雄牛に追われることになります。
今回、私が見てきた中ではこのシーンが最も危ないシーンでしたが、場合によっては角に刺されて死んでしまうこともあるようなので、人間も命がけです。

 

助手さんはショーの中では終始、こんな感じで闘牛の誘導を行っています。

 

⑤ムレータ(赤色の布)の場

槍や銛で十分に雄牛が弱ってきたところで、満を持してマタドールの登場です!

「おぉ~!!赤い布ヒラヒラさせてる!マタドールだ!!」

って、ド素人丸出しの感想ですが、本気でそう思ったし、マタドールを見れたことに感動しました。

 

私たちも良く知っているこの赤い布はムレータと言うそうです。
このムレータで刀を隠しながら、ヒラヒラと雄牛を誘導し見せ場を作りながら疲れさせていきます。

 

助手さん達が一生懸命避けてたのを、マタドールはこんなにも近くで連続して避け続けます。
すでに雄牛が弱っていることもありますが、安定感があり失敗しそうな雰囲気がないんです。

 

 

⑥真実の瞬間(仕留め)

開始から20~30分くらい経つと最後の時が来ます。
そう、雄牛を天に召す瞬間がきたのです。
写真は雄牛の突進を華麗に躱し、急所に剣を突き刺す瞬間です。

幸いこの雄牛はこの一撃で絶命し、天に召されることができました。

 

でも、全ての雄牛がこのように最後の瞬間を迎えられるわけではないんです。

例えば…

途中でやる気を失くしたのか、極度のダメージで立ち上がれなくなったのか、その場にうずくまってしまう雄牛もいました。
助手さんがカポーテをヒラヒラさせたり、顔にかぶせても無反応…

助手さん数人がカポーテを代わる代わる雄牛の顔に叩きつけて怒らせようとしているその光景は、おとぎ話「浦島太郎」の子供たちに虐められる亀を見ているような、日本人には心のいたい光景でした。

 

この雄牛のように動かずに時間制限が来てしまったり、マタドールの一撃が急所に入りきらず絶命できなかった場合には介錯人?のような方が短刀で絶命させます。

 

退場

雄牛が絶命すると、馬に繋がれて引きずられながら退場していきます。

何だか想像していた闘牛とは全く違うもので言葉を失ってしまいました。
何よりも驚いたのが全員総立ちで拍手喝采!なんです。
文化の違いだからかな…

そして、次の雄牛が元気よく入場してくるんです。
2頭目の雄牛が入場してきた時は、1頭目とは違い、この雄牛のこの後数十分間の運命を知っているので自然と涙が溢れてきてしまいました。

日本人だって、日本猿に芸をさせたり、捕鯨をしたりと、スペインや他の国々の方から見ると動物虐待に見えることがあると思うんです。
立場や環境が変われば見え方や感じ方は大きく異なります。
なので、この記事は闘牛というスペインの文化を批判するつもりで書いたわけではありません

多種多様な文化がある中で、闘牛は日本人の私にはとても悲しくなるショーであった
その事実だけでもお伝えしておきたいなと思い、この記事を書きました。

 

次の記事からはスペイン旅行の2日目、トレドを訪れた際の記事を書いていきます!
次の記事はこちら↓

 

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