【イスラム文化の建築美】東京ジャーミイ(Tokyo Camii)

2017/01/03

イスラム教のモスク『東京ジャーミイ』

撮影機材

カメラ本体

今購入するなら、E-PL9が値段的にも同じクラスのカメラになります。

レンズ

・広角単焦点レンズ

東京ジャーミイ / Tokyo Camii

東京ジャーミイとは?

代々木上原駅から徒歩数分の場所にある東京ジャーミイを紹介したいと思います。
東京ジャーミイとはイスラム教の寺院であるモスクになります。
モスクという名称は英語なので、アラビア語ではマスジッド(masjid)と言います。
なので、海外に行くと「masjid 〇〇」などのように地図上に表記されていることも多いです。
長々と説明するよりも百聞は一見に如かず!
まずはその建築美を見ていただいた方が興味が湧くかと思います。


こちらが東京ジャーミイの内部になります。
めっちゃ綺麗でしょ?
描かれたカリグラフィーと、散りばめられたステンドグラスの数々がとても美しいです。
ちなみに、m4/3で8.5㎜の超広角レンズを付けて地面スレスレから上を見上げるように撮ってギリギリ画面内に収まるかどうかの大きさです。

 

東京ジャーミイを訪れた理由

いずれ記事を書きますが、私は2016年にアフリカのモロッコを訪れました。
初めて訪れるイスラム教の国でした。
イスラム教文化に触れたことがなかったので興味の方が強かったのですが、周りの人達にはやはりイスラム=テロというイメージがあるようで「気を付けてね」とか、「行って大丈夫な国なの?」と出発前には散々言われました。
言われるとやはり少し不安にはなります。
なので、モロッコへ行く前は少し警戒心が芽生えていたのも事実です。

でも、帰国時にはモロッコという国の素晴らしさによるところもありますが、モスクの建築美に心を奪われ、イスラムの人々の優しさにも触れ、イスラムへの恐怖心は微塵も無くなりました。

モロッコのカサブランカという都市にハッサンⅡ世モスクという巨大なモスクがあるんです。
その巨大さに圧倒された上に、ゼリージュというタイルを組み合わせた幾何学模様に私は魅せられました。
しかし、モロッコのモスクはどこも立ち入り禁止らしく入れなかったので、帰国後にどうしても行きたくなり、ググりました。
その結果…なんと!東京にある!!近い!!
ということで、この東京ジャーミイを訪れることになりました。

(※実際には、ハッサンⅡ世モスクはガイドツアーのみ、中に入れたようです。)

 

モスク内の見学は?

5人以上の団体は事前に見学予約が必要ですが、5人未満なら見学自由です。
写真撮影は営利目的の撮影や、信者や礼拝されている方々を撮影しないことを約束として撮影可能です。(1階の受付で許可を取っておいた方が無難かと思います。)
土日は14時30分から日本語ガイドで礼拝の様子を見学させていただくこともできるようです。
あと、服装には気を付けてください。
肌の露出が多い服はダメだったり、女性はストールを被るなど宗教上の決まりごとがあるので、東京ジャーミイのホームページをご覧になってから訪れてください。
トルコ文化センターも併設されています。
参照URLはこちら

モスクの外観

モスクは基本的にはミナレットと呼ばれる尖塔と、ドームが組み合わされて作られています。
モスクによってミナレットの本数が異なります。
例えば私が訪れたことのあるモスクだと、モロッコのハッサン2世モスクはミナレットが1つですが、マレーシアのスルタン・サラディン・アブドゥル・アジズ・モスク(通称:ブルーモスク)はミナレットが4つです!
東京ジャーミィはミナレットが1つでした。
日本には約80のモスクが存在するようですが、東京ジャーミイは国内最大のモスクとのことです。

柱に描かれたカリグラフィー。
異国の言葉であることに加え、カリグラフィーとしてデザインされているので、もはや文字として認識できない(笑)

 

イスラム教の基本事項をおさらい

ここで、イスラム教の基本事項をおさらいしておくと、
イスラム教の預言者はムハンマド(マホメット)です。
唯一神アッラーを神として崇める一神教になります。
聖典はコーラン(正しくはクルアーン)です。

世界人口の4分の1はイスラム教信者(ムスリム)であると言われています。

大きく分けるとシーア派スンニ派に分けられます。
スンニ派の方が信仰者は圧倒的に多いです。

1日5回、聖地メッカに向かい祈りを捧げることが義務付けられています。
ちなみにイスラム教の聖地はメッカエルサレムメディナの3つがあります。
シーア派では更にナジャフ、カルバラーを加え5つとしているようです。

モスクの外壁に描かれたカリグラフィー

イスラム教には6信5行という基本的な教義が存在します。
【6信】…イスラム教徒が信じなければいけない6つの信条
①唯一全能の神、アッラーの存在
②天使の存在
③啓典
④預言者
⑤来世
⑥定命(天命)
wikipedia参照

特に④は、最後の審判により訪れる復活の日のために身体を残しておかねばならないということで、火葬は禁止されています。
土葬が基本です。
火葬=復活できない、復活を許されない者となりイスラム教徒にとっては侮辱となります。

余談ですが、インドネシアはムスリムが多いことで有名で、スマトラ沖地震で多くの死者が出た際に、土葬だと間に合わないので火葬してしまい問題になりました。

【5行】…
①信仰告白(シャハーダ)…「アッラーの他に神は無い。ムハンマドは神の使徒である。」と証言すること。
②礼拝(サラー)…1日5回、聖地メッカに向かい祈ること。
③喜捨(ザカート)…富あるものは貧しいものに分け与えなさいという教えです。
④巡礼(ハッジ)…一生に一度はメッカに聖地巡礼しましょうという教えです。
⑤断食(サウム)…有名なラマダンのことですね。ラマダン=断食のイメージが強いですが、飲食、喫煙、性交を断つことを意味します。
wikipedia参照

他にも色々と戒律があって、有名なのは豚肉とアルコールの摂取の禁止ですね。
正確には豚由来のものは全てダメですし、その他の飲食物に関しても制限があります。

イスラム教徒が口にして良い食品をハラルフードというのですが、最近では日本でも耳にすることが増えてきました。
(私は薬剤師なので)医療の観点からも豚由来の薬品がありまして、ヘパリン注や、膵臓の酵素であるリパクレオンが豚由来です。

 

アジアNo1の内装

ステンドグラスがとても美しい!
キリスト教の教会にもステンドグラスはたくさん見られますが、キリスト教は宗教色の強いステンドグラスがほとんどなのに対し、イスラム教は宗教色を感じさせないデザインに特化したものになっています。
好き好きではあると思いますが、無宗教の私としては、イスラム教のステンドグラスの方が好きです。
そもそも、礼拝堂の雰囲気や建築美もモスクの方が個人的には好きです。

【Best photo】

カメラ:OLYMPUS E-P5
レンズ:KOWA PROMINAR 8.5mm F2.8 MFT
撮影条件
焦点距離:8.5mm(35mm換算で17mm)
SS:1/15
F値:不明(恐らく5.6くらいだと思います。)
ISO:1000

モスクは左右対称の構造が魅力の一つです!
そのため、いかに左右対称に撮影できるかがポイントになります。
まずは中心となる立ち位置が見つけることが意外と難しいです。
更に、立ち位置を見つけられても、カメラの左右の傾き加減でもズレてしまいます。
カメラの設定で「表示罫線選択」という項目があると思うので、olympusのカメラであれば「方眼」や「目盛」といった項目に設定すると左右対称になるように撮りやすいかと思います!
日の入り具合でステンドグラスが輝くので、訪れる時間帯によっても表情が変わるかもしれません。

 

感想・まとめ

ちなみに私は神様とか全く信じてません。
色んな文化があるんだなぁと思って寛容には受け止めており否定もしませんが、どの宗教も信仰する気は0です。
祈る暇があるなら、祈って塞がる両手を動かした方がいくらかまともな未来が切り開けるかなーって考えなので!
2017年の1月3日に訪れたわけですが、神社にお参りすら行かず、この年初めて訪れたのが東京ジャーミイだったくらいです(^^;

日本では馴染みが薄いどころか、人によっては怖いイメージを持っているイスラム教…
私のイスラム教信者のイメージは日本人と変わらず、親切でホスピタリティにあふれている印象です。
メディアで取り上げられるニュースは西洋諸国(キリスト教圏)の思想が強く反映されたものになります。
西洋諸国の物の見方ではなく、日本人の目線で本当にイスラム教が恐れられるものなのか、真実を自分の眼で見極めるためにも訪れていただきたい場所です。

私は、今までにいくつかモスクは見てきましたが、内装の美しさはアジアNo1と言っても過言ではないと思います。
私と同じように建築美に魅せられた方もぜひ訪れて、イスラム教の一端に触れてみてください!

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